令和3年1月8日(金)各部署でオンライン研修

講師:医療法人栁泉会 栁橋万隆院長

『知彼知己、百戦不殆』彼を知り己を知れば百戦して殆うからず。(孫氏)

 

〈研修内容より抜粋してご紹介します〉

☆クラスター(患者集団)発生の状況

・医療機関や高齢者施設は、クラスターが発生しやすく、死亡率が高い。

(クラスター発生の報告例を挙げ、報告例から見えてくる共通点を見つける)

 

☆感染経路・対策

1、ウイルス感染は適切な対策で予防できる。

2、飛沫経路・対策(飛沫感染・接触感染・空気感染 それぞれの対策)

 

☆我々は今どうするべきか

新型コロナウイルスへの対処→『標準予防策(スタンダード・プリコーション)』

自分も含め全ての人は伝播する病原体を保有していると考え、患者および周囲の環境に接触する前後には手指衛生を行い、血液・体液・粘膜などに暴露する恐れのある時は個人防護具を用いること。

血液、汗以外の体液(唾液・鼻汁・喀痰・尿・便・涙など)、傷のある皮膚、粘膜。全て感染性があるものとして扱う。

 

☆衛生的手洗い(ビデオで正しい洗い方を再確認)

☆なぜ冬にウイルスは広がりやすいのか?

☆ワクチンについて

 

☆まとめ

・医療機関・高齢者施設ではクラスターが発生しやすく、死亡率が高くなる傾向がある。

・クラスター発生事例では標準予防策や三密の対策が不十分であった例がしばしば報告されている。

・クラスター発生を防ぐためには、徹底した手指衛生、防具用具の適切な使用が必須である。

・出勤・退勤時を含めて全職員が手指衛生を徹底的にしましょう。

自分も含めて全ての人に感染の可能性があると常に考えて行動しましょう。

・形だけの対策ではなく、感染経路を遮断するイメージを持って対策を行いましょう。

皆で力を合わせて、この困難を乗り切りましょう!

 

院長の説明は、的確で分かりやすく、かつ危機迫った状況が真摯に伝わり、職員も感染予防の大切さを改めて感じ、身がが引き締まった、大変貴重な研修になりました。